なぜ私がAIに「1000万円を1億円にして返して欲しい。」というこんな子供みたいなお願いをしたか。
それは、ソフトバンクの孫正義さんがAI動画のなかで
ChatGPTにこのお願いをしたと述べていたからである。
孫さんはAIにたずねた。
「私が1000万円持っていると仮定します。これを1億円にして返して欲しい。
あなたが、私のエージェントとして行動して口座を開いてコモディティとか株とか為替だとかいろいろな市場にそれぞれ口座を開いてそして1億円にして欲しい。
それを達成するための戦略とメカニズムを具体的に述べよ。」
これを、実際にチャットGPTに聞いたら驚くべき答えが返ってきた。
1000万円を1億円にするには、年利約26%で10年間運用するか、短期間で高リスクの投資戦略を取る必要があります。ここでは、短期間での10倍成長を目指す戦略を説明しますが、リスクが非常に高いため元本が保証されないことを理解した上で検討してください。
1. 資産配分 (ポートフォリオ) の設計
1000万円の資金を複数の市場に分散投資することで、リスク管理と成長を図ります。以下の配分が一例です:
- 株式 (40%): 成長性の高い分野(テクノロジー、ヘルスケア、新興市場)に集中投資。
- 為替取引 (FX) (20%): レバレッジを活用して、短期での大きな利益を目指す。
- コモディティ (10%): 金、原油、銅など、特定の資源需要の変動を狙ったトレード。
- 暗号通貨 (20%): リスクが高いものの、過去数年で大幅に価格が上昇したことがあるため、一部の資金を投入。
- オプション・先物 (10%): 特に市場変動が激しいときにリターンが大きくなるオプション取引。
2. 市場ごとの戦略
株式
- 成長株投資: テクノロジー企業や新興市場の成長株に投資します。GAFAなどの大手に加え、AIやクリーンエネルギー分野の企業が対象。
- バリュー株投資: 市場が過小評価している割安株も組み入れ、リスクヘッジしつつ安定したリターンを狙います。
為替取引 (FX)
- 短期トレード (デイトレード/スキャルピング): 小さな値動きに対して高いレバレッジを使い、大きなリターンを狙います。
- ボラティリティの高い通貨ペア: ドル/円、ユーロ/ドルなどの主要通貨ペアに加え、新興国通貨を組み合わせてリスク・リターンを調整。
コモディティ
- インフレ対策としての金投資: インフレが高まるときに金は強い資産クラスであるため、金価格が上昇するタイミングを狙います。
- 原油: 原油価格は経済状況に応じて変動するため、重要なイベントやニュースに合わせて売買を行う。
暗号通貨
- 分散投資: ビットコイン、イーサリアム、リップルなど複数の暗号通貨を組み合わせ、ポートフォリオの一部として保有。
- 長期保有と短期トレード: 一部の資金は長期的に保有し、他は短期のトレードに使用。
オプション・先物
- コール・プットオプション戦略: 株式市場の上昇・下落に合わせたコールオプションとプットオプションを活用。高ボラティリティ時に利益を狙います。
3. 投資メカニズムとリスク管理
- レバレッジ活用: 為替や先物、暗号通貨ではレバレッジを活用して、少額で多くのポジションを持ちます。ただし、リスク管理を怠ると大きな損失につながるため、証拠金や損切りラインの設定が重要です。
- 定期的なポートフォリオ見直し: 各市場の状況を毎月見直し、資金を再分配。成長が見込めない資産からは資金を引き上げ、次の市場に投入します。
- リスク管理: 各ポジションに対して、損失許容額を決めて自動的に損切りする仕組みを導入。これにより損失を最小限に抑えつつ、利益拡大を狙います。
4. 運用シナリオと期待リターン
シナリオごとにリターンを設定します。1000万円をもとに、10倍を達成するには短期間で高い年率を達成する必要があり、レバレッジの活用が不可欠です。
5. リスクと注意点
この戦略には高リスクが伴い、元本の全額を失う可能性があります。また、法律や規制を順守し、適切な金融機関での取引口座開設が必要です。
このような投資計画は実現可能性が低く、慎重に検討することが求められます。また、資産運用には専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
感想
私は、1000万円を持っていないので現実的に行動に移せないが、1000万円を持っていたとしても全てをAIの言う通りに行動に移せないだろう。
そして、私以外に実際にAIの言う通りすべての口座を開設して実行に移せる人はどれくらいいるだろうか。
おそらく、人口の5%もいないのではないかと考える。
正解がそこにあったとしても、めんどくさくて実際に行動に移せないのが我々、失敗モルモットなのである。
このままでは永遠に失敗モルモットである。
AIに騙されたと思って「何も考えずに1度やってみる。」
1000万円持っているあなたは一度挑戦してみてはいかがだろうか。